サハラマラソン2015 覚え書き

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サハラマラソンを完走すると、辛かったことはどこか遠く彼方に飛んで行って、楽しい思い出ばかりが残ってしまう。そして、公式サイト等で写真やビデオを見ながら余韻に浸るという日々が当分続きそうな感じです。来年もやっぱりサハラマラソンに出るんだろうなぁ〜という気がうっすらしてきた。

ということで、今後のための今年のサハラマラソンの備忘録。

•食料計画はほぼほぼ大成功。多少重量がかさばってもコッヘルにゴトクを持って行って、熱いお湯を使って好きなものを食べるとやはり俄然テンションが上がる。特に白米に鮭茶漬け、キムチクッパの素みたいなのも良かった。さらさらとご飯が食べれた。贅沢にカフェラテの粉末も持って行ったのも良かったし、ポテチ、ベビースター、マーブルチョコ、コアラのマーチなんていうお菓子類も良かった。

•去年はマットを持って行かなかったのだが、今年は200gという軽量かつコンパクトなやつを持って行ったら、これまた快適なことこの上なかった。背中が痛いというようなことはなく、ストレスフリーな睡眠が出来たと思う。(まあ、今年は風が凄かったので凍え死にそうになったのは計算外だけどw)

•砂は入らなくてもマメはやっぱりできる。
靴との相性、蒸れとか色々な要因で出来たと思うが、この対策はこれからしっかりと検討して行きたいと思う。多分、ゲーターなんていらず、トレランシューズに山用のスパッツで足下をカバーするだけでいいのではなかろうかという気もしている。これはトレラン等で色々実験をしてみる価値があると思う。

•五本指ソックス
今年初めて禁断の(?)五本指ソックスで走ってみた。五本指ソックスは快適この上ないのだが、足にマメができてメディカルとかで処置してもらったり、足の指が浮腫んでふくれあがったら入らなくなるのよね。だから、国境なきランナーズのメモでお勧めしていなかったわけだねw

•やっぱりストックはいるのかね?
結局今年も持って行かなかったが、超軽量でコンパクトに収納できるのであれば持って行く価値はあるかもしれないと思った。やっぱ、疲労が溜まるとふらふらーっとしてくるんだよね。

•オーバーナイトステージ対策
寝ずに一気にゴールを目指す、長いステージだからこそCPではしっかり補給を取るという、急がば回れ対策が功を奏し、去年よりも距離が長かったにもかかわらず、タイムを1時間以上短縮することができて、念願の暗いうちにゴールするという目標をひとまずクリアできた。しいていえば、ヘッドライトの照射が弱かったので周りがちょこっと見えるだけで怖くてスピードがあまり出せなかった。次回は外国人選手が持っていたむっちゃ照射が強い、車のヘッドライトのようなやつを買おうと思う。あれだけ辺りが明るくなると思い切り行けると思う。

今年は全体で805位/1,330名中、女子の部で81位/203名中でした。
タイムは51H56'52

去年より大きく記録更新したのはやはり気象条件の差かなと思っている。来年もし出場するならば、タイムを40時間台まで持って行きたいな。そして、全体の半分以上の順位に入りたい。

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[サハラマラソン2015] メディカル/テクニカルチェック

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(大会ブリーフィング前のライブでノリノリな私たちw)


この日はメディカル/テクニカルチェックの日。
なので、これと夕方の大会ブリーフィングまでは何もすることが無いひま〜な1日である。

大会支給の朝食を食べた後、テントの中では皆がピリピリ?…とはしていなかったが、最後の最後の仕分けに黙々と勤しむ。チームメイトの小島さんがいきなり順位を狙いに行く発言をする。それならば、無駄を削ぎ落として軽量化した方が良いと、ゴトクやコッヘルなどを次々と断捨離して行く。あー、それ出発前の週末に一緒に銀座の好日山荘に行って買ったやつやーん。それなのに、iPad Miniはリュックに入れるべきか否か悩んでた、かなり真剣に。なんで?!

メディカル/テクニカルチェックはゼッケン番号毎に時間帯が決まっていて、私達は昼からだったのだが、これが昼ご飯を先に食べて行った方がいいのか、それとも終わってから飯食った方が良いのか微妙に悩む時間帯だった。結局、先にメディカル/テクニカルチェックを受けることにしたのだが、これがまた例年以上にカオスだった。列が数列に別れているのだが、これがどういうことなのか意味が分からず、スタッフに聞いたら振り回される始末。やっとテントの入り口に辿り着いたら、去年まで聞かれることがなかったパスポート見せろ事件で一悶着。パスポートは預ける荷物に入れちゃったよ、なんて人は悲劇でトラックに高く積み上げられた荷物の中から探し出さなければならない…。念のため、パスポートはリュックに忍ばせといて良かったわ。

今年はメディカル/テクニカルチェックに異様に時間がかかる。
テントの中が人で埋め尽くされているためクソ暑い。水のボトルを持って行きましょうね。
しかし、なんでこんなに渋滞しているのか。1つはGPSをスタッフがリュックに取り付けてくれている。そして、最後の最後になぜかゼッケンもって記念撮影。それも1人ずつ。

そりゃ時間かかかるわ!

やっとこさメディカル/テクニカルチェックのテントを抜けたときはもう結構な時間だった。なので、お昼ご飯も遅かった。今年はやたら風が強くて、さすがに外で食べれないのでテントの中でご飯を頂く。いやー、疲れたわ。

夕方のブリーフィングまではまったりとテントで過ごす。
何もすることが無く、だらだら過ごすって贅沢な時間だな。
例え、吹きっさらしのテントで砂嵐がおこって砂まみれになっても。

ビリーフィングの前になぜかステージが設置されていて地元の生バンドによる演奏が始まった。こんな砂嵐のなか、機材は大丈夫なのかな?という心配をよそにノリノリの曲が奏でられる。レース前ということで、気分が高揚した私達はノリノリで踊りまくるのだが、それにしても長い!アンコール曲が一体何曲あるんだ?永遠とも感じるような長さだか、ここまで来たら踊りきってやる、、という意地が何気に回りに蔓延していたかのような。

パトリックのおなじみのブリーフィングは長い。
なにせ出場国を全部読み上げる時点でもよくわかる。なんせ出場国は50ヶ国はありますからね!
30回記念でちょっと感極まった瞬間もあったけど、やっぱパトリックあってのこの大会だよな。サハラマラソンに出会えて良かったよ。今年からはGPSを使って、SOSボタンですぐさま大会スタッフに通知されるらしいので、サハラマラソン名物の発光照明弾のデモンストレーションがなくなったのは寂しい。もしかしたら、これに取って代わるのが簡易トイレの使い方のデモンストレーションかもなw

さあ、いよいよ冒険が始まるよ!

[サハラマラソン2015] いざモロッコへ、そして涙の再会

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(チャーター機の航空券だが、MsじゃなくてMrになってる…)


昨日、早めに就寝したのには訳がある。
パリからのチャーター便(今年はワルザザード)の出発時刻が7時半なのだ。ということは、オルリー空港には5時半集合で、ホテルからは旅行会社が手配したバスで向かうんだけど、その前に何時に起きればいいんじゃい!ってな感じでめちゃめちゃ早い時間に起床した。去年は昼のフライトでのんびりしてたんだけどな~。

ホテルのロビーに日本人選手が集合し、バスでオルリー空港に向かう。チャーター機のチェックインカウンターから既に砂漠臭がプンプンする。各国からの参加選手で列をなしていた。去年はチェックインの後にのんびりお茶なんかしてしまったところに、空港のセキュリティが激混みだったため、搭乗開始時間ギリギリで滑り込んだ反省を踏まえて、早め早めの行動に出た。早朝便だったせいか空いてて呆気なく終了したので、搭乗口そばのカフェでビールなんぞ頂いてまったりしてた。

ワルザザードまでは約3時間のフライト、アフリカ大陸の入り口にあるアトラス山脈に雪が積もっていたのには驚いた。空港で一通り写真撮影をしてからの入国審査、最後尾に並んでいたら、その間に次のチャーター機まで着いちゃった。預かり荷物を引き取った後は、恒例となった主催者パトリックとの出迎え漫談w?一体いつになったら私の顔と名前を覚えてくれるんだ?(一生ないかもな…ヽ(´o`;) というか、パトリックの出迎えを知らずに誰だこのおっさん的にスルーしてた人もいたなw あとサハラマラソン関係者しかいない空港なのに、セキュリティに引っかかって、スーツケースを空けて見せてた人とかね。

野営地まではバスで途中休憩を挟みながら、約6時間の旅である。その前にバスに乗り込んでから、走り出すまでになぜか結構な時間待たされたがね。やっとバスが走り出したと思ったら、途中で路肩に寄り、そこでおそろしい光景を目にした。炎天下、野ざらしにされているランチパックを回収している図、、まじで大丈夫か?皆、窓の外の景色を楽しんでいたが、それにしても長旅だ。Team PAXi とフクオカさんは入国審査が遅く、日本人選手の中では最後にバスに乗ったので、野営地でのテント取りが上手くいくかちょっと心配になった。

野営地に到着し、バスを降りて、テントに向かっていたら、見覚えのある人が近寄ってきた。
ナタリーだ!
今年も大会スタッフとしてやってくるのはもうわかっていたので、去年程の驚きは無いが、でも1年振りに会えてやっぱり嬉しい!お互い抱き合いながら、飛び跳ねて再会を喜び合う。ナタリーはなぜかサハラマラソンで、この場所で年に1度しか会わない。フランスで会うことはないw

今年はテントの割当がアジアで10張とかそんな感じだったので、私達がついた時には既に香港人選手でほとんどのテントが埋まっていた。というか、なぜか、バラバラでテントに入っているので、まったく誰もいないテントは2つしかなく、そのうちの1つに落ち着いたのがテント43。Team PAXiの面々に、九州勢のフクオカさんとキヨナガさん、そしてウミちゃんとなった。しかし、日本人選手の中で一番最後にバスに乗り込んだはずなのに、テント到着は一番最初とは、、何だそりゃw

もうテントが決まったら特に何もすることがないので、大会が支給する晩ご飯(チキンのクスクス)食って寝た。

[サハラマラソン2015] パリ市内ぶらぶら

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出発時間が10分前倒しのスケジュールだったフライトですが、私の期待を裏切りませんでした(笑)約1時間半遅れて、現地時間5時半頃に到着した。ロシア上空の向かい風が凄かったため、とのことだが、パリ市内に向かうバスの始発は6時からなので全然問題なし。早朝着の方がイミグレも空港も混んでないから便利なのよね。

昨年9月のメドックマラソン以来のフランスなのだが、ここ数年は年に2回ペースでフランスに来てる。もはや渡仏何回目か10回越えたあたりから数えなくなった。

オペラ行きの空港バスに乗り込み、そこからメトロを乗り継いでパリの外れの日本事務局が用意したホテルに向かう。同室のパクさんが先に着いて部屋で待っているはずなので、まずはシャワーを浴びてスッキリしたい、と思っていた所に思わぬ事態が起こる。

ホテルでチェックインしようとすると、部屋が空くのは昼過ぎだと言われる。いやいや、既にパクさんがチェックインしているから!とフロントで押し問答した挙句、なんとパクさんは他の日本人女性選手と3人部屋に詰め込まれていたのである。何なの?と朝っぱらから怒りが込み上げる。ここのホテルは日本事務局御用達の旅行会社が手配しているのだが、今のご時世に旅行会社を使うメリットって何?ここのホテルはオンライン予約した方が断然安いのだが、この旅行会社を介するといっぱしの値段になるし、それに見合うサービスがあるかというとそれすらない。やっぱ、自分でオルリーのそばのホテルを手配すべきだった。このホテル代でオルリーそばのいいホテルに泊まれてたわ。

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フロントにこれ以上言っても仕方がないので、荷物だけ預かってもらって、ホテルのそばにあるカフェでコーヒーを飲みながら心落ち着かせることにした。一連の出来事を某SNSでぼやいてたので、それを見てキヨナガさんがわざわざカフェまでやって来てくれた。キヨナガさんと話していたら、段々気持ちも落ち着いてきた。ありがとう、キヨナガさんw

とはいえ、ホテルのロビーで日本人選手の顔合わせがあるので、それまでは出掛けられないな~。ホテル近辺のスーパーマーケットでビールとツマミを調達し、朝ごはんも兼ねて、ロビーで軽く酒盛りしたったわw

日本人選手の顔合わせがゆる~く行われ、ほとんどの選手と顔見知りって何だろうな、今回はw そして、なぜか今回の質問が集中したのはリタイアとなった場合のその後はどうなるかという件。いやいや、縁起悪いからw


さて、日本人選手の顔合わせも終わったので、パクさんとフジオカさんとパリ市内に向かい、別にオルリー空港そばのホテルを予約した(←私の中ではこれが正解)サタニさん、イシダさん、フクオカさんとサンミッシェル界隈で合流し、軽く酒(とご飯)をひっかけてから、向かった先は去年もサハラの女王と行ったアウトドアショップ。

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皆さん、やはり食料に興味深々のようです。おフランスならではって感じの非常食の品揃えですもんね。

少しサンジェルマン界隈をぶらっとして、オルリー組と別れてホテルに戻る。流石にもうツインルームは用意されていたが、めっちゃ狭い!! これシングルルームちゃうん?ツインベッドは隙間なくくっつけられて、もはやダブルベッド状態ですわ。

さ、翌朝は早いので、近くのケバブ屋でケバブ調達して、食って、すぐ寝ましたわ。

[サハラマラソン2015] 出発の日

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いよいよ出発の朝、という日に朝から2つのサプライズがあった。

1つは、今年から発煙筒の代わりにGPSを携帯することになったのだが、これでコース上の位置をライブトラッキングできるようになったというお知らせが公式FB上で流れた。前に問い合わせた時には「いつか対応する予定だが、今年ではない。」という回答だったのに、あれから頑張ったんだね。Good Job!

そして、もう1つは、私の生まれ故郷のローカル新聞の1面に私の3度目のサハラマラソン挑戦の記事が大きく掲載されていたのだ。帰国後、GWに帰省する予定だったのでサハラマラソン報告会のイベントを企画したのだが、その集客のためにローカル新聞にたれ込み情報流したら、メールで色々質問が来て、あれよあれよとまさかの1面掲載である。これには驚いた!ま、完走できなかった場合はエイプリルフールの記事だよんってごまかしとくけどね(笑)

さて、荷物は毎年変わり映えしないのだが、仕事帰りにそのまま羽田に向かうのでオルモモデルのバックパックを紙袋の中にしまってみた。通勤電車でオルモモデル背負ってたらさすがに浮くでしょう〜。私が仕事している間にFacebookのタイムライン上では続々とサハラ仲間が出国しているではないか。なんか、取り残された気分ですわ〜。

終業後はまたもや有楽町のビッグカメラで腕時計を購入してから羽田空港へ向かう。去年もそうだったんだけれどもなぜか時計を忘れてしまうんだよねー。ということで、我が家にはサハラマラソンで時間を知るためだけに購入したやっすい腕時計が3つもあるww

今回はJALのコードシェア便だったはずが、またもや直前で変更が入り、フライトは変わらないのだがJALのコードシェア便ではなくなってしまった、ただの22時55分発エールフランスの便でパリに向かう。ところが出発時間が10分前倒しになっていた。カタール航空じゃあるまいし、、、って、奇跡の前倒しだ!と妙に感動してしまう私である。預ける荷物がある時に限って、カウンターはエールフランスで、しかもビジネスのカウンターも使えない平民扱いと来たものだ(涙)しかし、ラウンジだけは事前に交渉していたので(だってもともとJALのラウンジに入れる身分だったのに)、JALのラウンジでのんびり晩ご飯とお酒を頂くことが出来た。

機内に乗り込んでからが長かった。なかなか飛び立たない。
しかもここで恐るべきことを耳にする「JAL共同運行便にご搭乗頂き〜」なんてアナウンスで言っている。え!?コードシェア便は今月から解消されたって言ってなかった?だから、フライト変更の連絡とかしてこなかったっけ!?何だかな〜と腑に落ちないまま、テイクオフと同時に爆睡する私だったり。

マグレブ情勢とサハラマラソン

一昨年のサハラマラソン出場前に、アルジェリアで武装集団がプラントを襲撃し、日本人作業員が亡くなるというアルジェリア人質事件が起きた。モロッコの隣の国での出来事だが、サハラマラソンはそのアルジェリア国境近辺がコースとなっているため、情勢次第では出場しないという選択もあるかもしれない、と考えていたが、結果的には無事に大会終了し、帰国することができた。

さて、今年、えげつないテロ集団のISISが台頭し、こいつらのタチが悪いところは、ネットを駆使して全世界に広報活動を展開していることだ。洗脳された奴らはISISの実効支配が及んでいるシリアやイラクに行ってしまうだけでなく、自国でテロを行う危険をはらんでいることである。

実際、4Deserts主催のサハラレース(代替地ヨルダン)は今年の開催間際になって中東情勢を鑑み、中止になっている。このサハラレース、もともとエジプトなのに、その代替地のヨルダンまでもとは…。

もちろん、比較的治安が良いモロッコも例外ではない。2011年にマラケシュでテロが起きたことも記憶に新しいが、こうした情勢を踏まえて、去年、自国内でのテロの警戒レベルを引き上げている。国内の警備が強化されていると聞いている。

そんな中、夜、お風呂でまったーりくつろいでいると、旦那が「マジでモロッコに行く気か?」と殴り込んできた。何事かと思ったら、チュニジアの首都チュニスの博物館で武装集団による銃乱射の一報である。観光客を中心に死傷者がいるとまでしかわかっていない。

地理的にチュニジアはモロッコと同じ北アフリカのマグレブ諸国になる。マグレブ諸国はもうISISやら、イスラム過激派やらすっちゃかめっちゃかな状態である。もはや比較的安全な国はモロッコだけではないのか?

旅に出る時は外務省の海外渡航情報、更に情報が必要だと判断した場合は他国の海外渡航情報や、メディア、SNSなどを駆使(?)して情報収集に当たるようにしている。2011年5月にシリア/ヨルダンへ旅行計画を立てていたが、アラブの春でシリア情勢が怪しくなっていった結果、直前で航空券をUAE/オマーンに変更せざるを得なくなったこともある。

今回もギリギリまで現地情報を収集することになるだろう。サハラマラソン大会の事務局が中止にしない場合はそのまま現地に行くことになると思う。現地でも十分の注意を払うつもりでいるが、何が起こるかはわからない。覚悟して臨むつもり。

サハラの女王

一昨年、去年とサハラマラソンで同じテントだったサハラの女王に先日、いよいよ出発の報告を致しました。去年、15回出場を区切りに出場しないと言われていたので、今年はサハラの女王抜きで砂漠に挑むのかと思うとちょっと、いや、かなり寂しい…。

女王に今年のオーバーナイトは100kmになりそうだということと、レジェンドのアハンセル兄が今年は砂漠に戻って来る旨をお伝えしたところ、ロングの100kmは体験したかったなぁーという女王のお言葉、意外や意外にもアハンセル兄のことはスルーだった。もしかして、弟の方のファンだったのかしら?

とはいえ、やはりサハラの女王様、やっぱりまたサハラに参戦したいと思ってらっしゃる様子である。もしかしたら、もしかすると、来年からまた復帰ということもあり得るかもしれない。そうなってくると、私もうずうずしてくるではないか。女王の日本人最多出場記録を塗り替えることはまだまだ無理そうだ(笑)

気持ち的には、女王には今回の30回記念に出場して頂いて、今までのサハラマラソンの思い出を語って貰いたかったな。つか、聞きたかったな。今ではネットでサハラマラソンの情報なんていくらでも調べられる時代だけれども、彼女が初めて参加した時はそんな時代ではなかったはず。そんな中でモロッコに殴り込みをかけるとは、相当肝がすわってます。それとも、逆に情報が少ない方が余計なこと考えなくて済むのかな?

今年は女王がいなくて寂しいけれども、その代わりにTeam PAXiの皆と砂漠を駆け抜けてきますわ。

サハラマラソンコース概要

先週末から(一旦、投稿が削除されたが)毎朝サハラマラソンの公式Facebookのページにコース概要が英語/仏語で掲載されており、それをサクッと和訳するのが日課だったのですが、それも今日で終わり。ご参考までに一気に掲載します。※印は私のコメントです。


=========

ステージ1 コース概略
初日から厳しいものになりそう。イレギュラーな足場が何キロも続いたり、障害物とかよけながら走ったり、丘を登ったりする。最初の砂丘(群?)はCP1とCP2の間になる。30回目のサハラマラソンの1日目は長いものになる。

※恐らく通常より距離が長くなるとか?


ステージ2
砂漠は平坦だと思っていた人は驚くぞ~。ステージ2は急な上りが3つあり、傾斜が30度のものもあり。新しいジェットコースターは登ってきた努力に報いる開放的な景観が目の前に広がるでせう。もちろん幾つかの砂丘で締めくくる。

※距離は短いがしんどいコースとみた。


ステージ3
サハラマラソンでは"sable"をどういう風に訳すか知ってる?
砂は至る所に存在する、石だらけの場所にも、乾ききった湖底にも。ちょっとだけなんか上りがあって、ちょっとだけ高いかな。母なる自然よ、あなたはちょっとやんちゃですね。けど、なんて美しいんでしょう!


ステージ4 (オーバーナイトステージ)
サハラマラソン史上最長距離。
痛めた脚で挑む序盤の上り、特にこの日は長い1日になるだろう。それもそのはず、サハラマラソン史上最長の距離になるだろうから。もしこれでも十分じゃないって場合に、1km近い山地の登りに大きなサプライズを用意しているよ♪ 山頂からの360度のパノラミックな壮大な眺めでござる。んでもって、下りは急勾配って感じかな、少なくともそんな感じ。その後は、砂丘(群)を横断したり、乾いた湖底や、んでもって更に砂丘(群)だよん!更に砂丘(群)は続いて、闇夜の中に美しいレーザービームが照らされるけど、それがとてつもなく遠くに見えたりするんだね。とにかく、次のステージまで突き進むしか無いね。

※もうおちゃらけるしかない…。
"Patrick m'a tuer"! (パトリックが俺を殺そうとしている!)ってコメントに吹いたw その通り。Je suis mort...


ステージ5 (マラソンステージ)
この美しいステージは典型的な距離で、全ての足場を体験することになる。モロッコ人選手が好むこの距離は常に良い戦いが行われ、よくサプライズが起こったりする場面でもある。当然、もっともなことだが、体は疲れており、誰しもが僅かなペースダウンから逃れることが出来ないでせう。


ステージ6 (ユニセフステージ)
みんなで青色のTシャツを着て砂漠との別れを惜しみながら走る/歩く

==========

ざっと訳した限りではステージ2とステージ4が曲者かなって気がする。総距離はもちろん現地に行くまで非公開だが、オーバーナイトはもうほぼ100km近い距離ってことになりそう。

あと、20日位なのでもうジタバタしようがないのだが、、

今年のサハラマラソンの見所

サハラマラソンの面白いところは、ステージ4のオーバーナイトステージではトップ選手50名は通常より3−4時間遅れて、正午くらいにスタートする。そのため、コース上でトップ選手の走りっぷりが身近で見れてしまうという。更に7日間も寝食を共にするわけだから、トップ選手と仲良く歓談することだってできちゃうのだ。

CLOSE RUN UP FRONT!

ということで、サハラマラソン公式サイトのこの記事に沿いながらざっくりご紹介します。今年の優勝争いはどんな展開になるのでしょうか。

まずはモロッコ勢、昨年の覇者のRachid El Morabity (MAR-D1)でしょう。今年も間違いなく3度目の総合優勝を狙ってくるはずです。そして、昨年は総合3位だったMohamad Ahansal (MAR-D6)ですが、彼は1997-2007年で10度総合優勝を果たしたLahcen Ahansalの弟になります。彼もきっと王座奪還、4度目の総合優勝を狙ってくるでしょう。ちなみに今年は兄も参加するのですが、視覚障害者ランナーの伴走として出場するようです。

そして、去年も参戦していたらしいのですが(覚えていない)、2010年のニューヨークマラソン、2009年/2011年のロンドンマラソンで優勝したというAbdelkader El Mouaziz (MAR-D3)も去年の経験を踏まえて、優勝を狙いに行くでしょう。(ちなみに去年は総合7位だったそうだ。)あと、2012年に総合優勝したヨルダン人選手、Salameh Al Aqra (JOR-D946)は昨年は総合2位に終わっています。彼も要チェック。

ヨーロッパ勢では、昨年4位だったポルトガル人選手Carlos Sà (POR-D582)、昨年5位のイギリス人選手のDanny Kendall (GBR-D351)あたりかと。そして、ウルトラトレイルワールドツアーの常連選手として、初参戦のフランス人選手Antoine Guillon (FRA-D1078)、アンドラ人選手Javier Teixido Marti-Ventosa (AND-D563)、アメリカ人選手American Dave Mackey (USA-D562)も要注目とのこと。そして、サハラマラソン常連のフランス人選手で、昨年総合10位のChristophe Le Saux (FRA-D1079) も忘れてはなりません!

更に更に忘れてはならないのは、イタリア人選手Marco Olmo(ITA-D808)である。UTMBを2連覇(2006/2007年)したのは彼が58/59歳の時だというレジェンド的なおじいさまなのだ!そして、分かる人には分かる、砂漠ランナー御用達のRaidLightのバックパック、オルモモデルとはこの人のことなんですよー!さあ、オルモモデルで砂漠を走る人は彼に挨拶に行きませう(笑)


さて、女子の部です。
昨年はサハラの絶対的女王、フランス人選手の Laurence Klein (FRA-1151) を負かして、アメリカ人選手、Nikki Kimballが優勝をかっさらって行きましたが、残念ながら彼女は今年は出場しません。しかし、2013年の優勝者、Meghan Hicks (USA-D889)が今年また戻ってきます。正直言って、彼女の優勝はオーバーナイステージでLaurenceが体調不良でリタイアしたことによってもたらされたものなので、勝ち逃げはゆるさんぞーと心密かに思っていたので今年戻ってきてくれて嬉しいっす。これで、Laurenceも心置きなく4度目の優勝を狙いに行ってください。あわよくば、来年にまたNikkiが戻ってきて、Laurenceと戦ってくれると面白いだろうなー。Nikkiは強かった。あと、Liza Howard (USA-D564)っていうアメリカ人選手も何だか100マイルレースの記録保持者みたいで、どう優勝争いに絡んでくるのか楽しみです。

サハラマラソンのコースがちょっとだけリークされた件

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(サハラマラソン公式FBアカウントより)


先日のサハラマラソンの記者会見の様子が、FBやTwitterのタイムラインで流れていたのだけれども、その中で特に注目を集めたのが上記のスライドである。そう、今年のコースがちょっとだけリークされたのである。

通常は野営地に向かうバスに乗り込んで、ロードブックが配られて初めてコースが分かるのである。それなのに、今年は記者会見でちょっとだけど情報を提供してくださったのであるよ、しかもフランス語で。ということで、大雑把に訳してみました。(これが参考になるのはこのページを見ている今年のサハラマラソン参加者だけでしょうけど…。)

Stage 1 : 長い距離、様々な足場になりそう。
Stage 2: 急な登り坂3回、最大30度の傾斜あり。
Stage 3: 砂場がたくさん出てくる、所々に小石の足場あり、干上がった湖底。色んな砂漠を満喫できるよー。
Stage 4: 最初に大きな登りで脚がやられるかもねw オーバーナイトはサハラマラソン史上最長(!!)の距離になる。
Stage 5 : モロッコ人選手が好きなスピードレースとなりそうなコース。ランキング変動のサプライズも出てくるか?
Stage6: ユニセフステージ(ここはどうでもいいから翻訳割愛しました)


FBのコメント欄がざわつくざわつく、なんてったってオーバーナイトステージがサハラマラソン史上最長距離になるっていうんですからね。なんでも、過去最長は91kmなはずだから、今年は100kmになるんじゃないか?なんてなっていて、そこに「羨ましい」「やった!」なんてマゾ的コメントがくっついてたりしていたのは、さすが世界屈指の変態ランナー達だね。

近日中にサハラマラソンの公式Facebookで各ステージの概要が仏語/英語で公開されます。
後ほど、本ブログでまとめて和訳してアップする予定です。
(追記:FBには順次、和訳アップしてます。)
プロフィール

rena

Author:rena
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ライフワークのフランス語学習はモチベーションに大波、小波あり。仏検2級、DELF B1に合格しているが、会話力はまだまだ中級レベル(下)の域を抜けない。

万年ダイエッター。志はいつも高いのだが、結果が伴わない(涙)

へっぽこ投資歴約10年
デイトレ、銘柄1点買いなど初心者がやっちゃいけないような投資の果てに、たどり着いたのが長期・分散投資でコツコツ。そして、ちょいとバリュー投資目指すが、まだまだ勉強中。

2010年夏、皇居ランを始め、ラン仲間と毎週土曜日に皇居の周りを1周している。目標はでっかくフルマラソン完走。2011年秋、海外のフルマラソン大会に照準!と思ったら、2011年5月になんとフルマラソン完走しちゃいました。更に、2012年4月にはウルトラマラソン(72km)、2013年〜2016年、4年連続サハラマラソン完走。次の目標は2017年サハラマラソン(上位半分以内)、UTMF、UTMB。

海外旅行大好き。
今まで旅行した国々は、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ロシア、フィンランド、エストニア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、カナダ、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、マレーシア、グアム、インド、ネパール、ブータン、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオス、ブルネイ、フィリピン、インドネシア、アラブ首長国連邦、オマーン、イスラエル、カタール、モロッコ

もちろん国内旅行も大好き。
のんびりできる温泉地を巡りたい。

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ファン歴二十数年、語りだすと止まりません。マドンナ姐さんの話していることを理解したいがために英語を勉強したといってもいいくらい。ツアーは必ず参戦。どこにでも飛んで行きます。話を振る際はご注意ください。

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