[サハラマラソン2013] 無事にゴールしました

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サハラマラソン無事にゴールしました。応援してくださった皆様ありがとうございました。また、JustGiving Japanを通しての寄付もありがとうございました。お陰様で目標金額を達成しましたが、今月末まで寄付を募っておりますので、よろしくお願いいたします。

サハラマラソン250km走って東日本大震災復興支援/Tohoku relief

本日より職場に復帰したわけですが、大量のメールを前にしてもまだまだサハラマラソンの余韻が抜けそうにありません。目を閉じれば、あの辛く、楽しかった日々を思い出します。職場の人からもひとしきりクレイジーだなんだと、いろいろなお褒めのお言葉や、労いの言葉を頂き、感謝感謝です。

サハラマラソンの事についてはおいおい記憶を遡ってブログを更新して行こうと思います、が、サハラマラソン、来年も挑戦しようと思っています。何とかゴールしたのはいいものの、自分の中では納得のいかない、満足のいかない出来だったので、これからしっかりと準備して来年リベンジしたいと思います。

当面の課題としては、
・トレイルランニング
・ダイエット
・フランス語のブラッシュアップ
あと、フルマラソンでサブ4になる位の走力をつける。


サハラマラソン2014に向けて緩やかに始動です。
(つか、足のダメージがひどすぎて今は軽いジョギングも無理…(涙))

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[サハラマラソン2013] 再びパリへ

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(パリのオルリー空港にて)


今日は午後のチャーター機でモロッコを離れ、再びパリに戻る。

朝はのんびり外のテラスで食事をとるが、次第に日差しがキツくなってきたのでそそくさと退散。ホテルのチェックアウトは正午なのでギリギリまで部屋でのんびりして過ごす。しかし改めて鏡で自分を見てみるとほんとボロボロだわ。まず足がテーピングでぐるぐる巻き、手は日焼けして真っ黒けで左手の甲は完全にやけど状態で水ぶくれの痕がひどい。手袋は持参していたのだが、重量を減らすためにと今にして思えばどうでもいい理由で荷物と一緒に預けてしまったのだ。挙げ句の果てに、唇は砂漠の乾燥でカサカサを通り越して、ガサガサというか、唇がやけどしてんじゃないの?ってくらいひどい状態。更に入念に日焼け止めクリームを塗りたくったはずなのに、鼻の頭だけ赤い。これでちゃんと仕事に復帰できるのかいな??

部屋をチェックアウトした後は、空港までのバスの出発時間までホテルのレストランでサハラ仲間とまったりお酒を飲みながらの談笑タイム。参加者の数だけドラマがあるというがほんとだな〜。サハラマラソンの後、その次の次の週末にUTMFに出場する人が2人もいたことに驚いた。更に、9月にGrand To Grandに出場予定の人もいる。実は私もちょっとだけ心惹かれたのだが、なんせこの時期はメドックマラソンに行くために1週間休暇を取るつもりなので、さすがにこのために更に1週間休みを取るのは気が引けるかなと。つか、これ或る意味サハラよりやばくない?なんて盛り上がること、盛り上がること。こういう盛り上がり方をできるのはやはりサハラ仲間しかいないかも(汗)

あと、緊急時のために使用する照明弾についてのある人から聞いたエピソード。
最後のフルマラソンステージでのことなのだが、砂丘の上でフランス人選手が倒れているのを発見し、その人のリュックから照明弾を取って、打ち放ったらしい。しかし、一向にヘルプが来ない。で、自分の照明弾を打ち放つ。それでも誰も来る気配無し。その後からやってきた選手達の照明弾を2−3発打ち放ってみるもまだ来ないという。そこで追い越して行く選手達に「メディカル呼んで」という伝言ゲームを展開したらようやくスタッフがやってきたらしい。最後の最後の命綱と思ってはなった照明弾で誰も来ないってのはヤバくない?っつー話で盛り上がったかと思うと、ある人はそのフルマラソンステージで疲れたので大砂丘地帯の入り口にあった木陰で寝転がって休んでいたらしい。すると、ヘリコプターが近づいてきて、彼が行き倒れている?と勘違いされて彼のそばで着陸したらしい。必要な時には来ず、不必要なところにやってくる…。ま、そんなものなのか?(いやいや)

と、そうこうしているうちに空港行きのバスが到着し乗り込む。
つか、空港までは10分もない道のりだったけどね。空港は案の定、サハラマラソン関係者しかいないのだが、チェックイン、出国手続き、セキュリティに長蛇の列。フランス人選手団と一緒だったのだが、ここで立て続けにフランス人選手に不快な思いをさせられる。そうだった、やつらはそういう自分勝手なところがあるんだった。10年以上に渡って公私ともにフランス人と縁がある私もサハラマラソンという特殊な環境下ですっかり油断していたよ。機内にサハラマラソンの主催者であるパトリックが乗り込んできて、スピーチをかましていたのだが、その時はその某仏人選手達のせいで怒りマックスになっていたのでスルーしてた。

が、もちろんのことだが皆がみんなそんな自分勝手で嫌なヤツばかりではない。
中にはとても素敵な人達もいる。通路を挟んで隣に座っていたカップルもそうだった。何か私に話したいみたいな雰囲気は感じていたのだが、いかんせん別件で不機嫌モードだったせいか愛想を振りまく余裕はなかった。パリに到着し、降りるために並んでいると、奥さんが「フランス語話せるか?」と聞いてきた。「少しであれば」ということで話し始めたのだが、どうもレース中にそのカップルの先をずっと走っていた日本人女性選手を捜していたらしい。もちろん私の事ではない。というのも、彼らの脳裏にはそのゼッケン番号が深く刻まれていたから。ということで、その人を紹介しようと機内を見渡すが、姿が見えず。そのカップルに「彼女は今回14回目のサハラマラソンで仲間内では彼女の事をサハラの女王と呼んでいる」と伝えると、ものすごくびっくりしてた。

と、ターンテーブルで運良くそのカップルと引き合わせる事ができて、そのカップルはたいそう喜んでいた。ジュンコさんにハグして、「あなたの走りは素晴らしかった。常に私達の前を走っていて、結局抜く事はできなかった。さすがサハラの女王ね。」と褒めたたえる。いいなー、こういうのがサハラマラソンの醍醐味だよね。あの時間を共有し、お互いがお互いの健闘を称え合う。

空港からホテルまではタクシーで向かう。タクシーの運ちゃんがどこに行って来たの?と聞いてきたのでモロッコのマラソン大会に行っていたという話をしたところ、やはりフルマラソンだと思っていたようだ。230kmくらい走ってきたと言うと、目を見開いて驚いてた。ホテルにチェックインし、ホテルのそばのカフェで仲間達とゆっくり晩ご飯。つか、何もない砂漠からワルザザードの小さな街に着いただけでも文明世界にやってきたと驚いたのに、パリなんてねー、もう大都会じゃん。

こうやって少しずつ元の世界に戻って行くんだろうな…なんか寂しいな。

[サハラマラソン2013] ワルザザードにて

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(よくこんな足でゴールできたものだと我ながら感心)


朝の目覚めは最高!
下にじゅうたん1枚敷いただけのテント生活とはおさらばして、ふかふかのベッドでゆっくりと眠れる幸せ。昨日のシャワーといい、ごくごく当たり前の事がこんなに幸せに感じるなんて、サハラマラソン様様ですわ。朝はのんびりとプールサイド(しかも改装工事中w)のテーブルで食事をし、部屋に戻って更にまったり…と言いたいところだが、ピーカンのものすごいいい天気なので、これは部屋干ししてもすぐに乾いてしまうに違いないと、サハラマラソンで着用した衣類を軽く手洗いする。つか、これまた洗面器にためていた水が一瞬にして泥水になってしまう。何回水を溜めても泥水、泥水、泥水、、、サハラ砂漠の砂、恐るべしである。

とそうこうしていると、サハラ仲間から内線電話が鳴り、そばのホテルまでフィニッシャーズTシャツを一緒にもらいに行く事にする。Tシャツをもらうだけのはずなのに、なぜかホテルの入り口には参加者の列ができていた。そこに他の日本人選手も合流して、おとなしく順番を待つ。なぜ、Tシャツをもらうだけなのに混んでいたかというと、宴会場のような部屋で受け取るのだが、そこがサハラマラソングッズ販売もやっていたからである。ということで、金のかかるサハラマラソングッズには目もくれず、一目散にフィニッシャーズTシャツをゲット。これで任務完了だぜ。

そして、日本人女性選手だけ5人でお昼ご飯にモロッコ料理を食べに行く。実は今回でサハラマラソン出場14回!!という猛者がおりまして、その方がお勧めする地元の人で賑わうレストラン、、つか食堂でクスクスなどのタジン鍋料理を満喫。しかもむちゃくちゃ安くてうまいのだ!来年もここでリピ決定だな。その後は、その猛者お勧めのお土産屋さんがあってそこに向かうのだが、なんと閉まってた!恐らく外出しているだけだろうからと、その前のレストランでお茶をしながら店主が帰ってくるのを待つ。その間、そのお店を覗きにきては帰って行く人達多数。すごい知る人ぞ知るぼったくらない良心的なお土産屋さんなのね。

2時間近く待っただろうか?
ようやく店主が戻ってきたのですぐさま店に入ってお土産を物色。そうこうしているうちにお店が開いた事に気がついた観光客(=サハラマラソン系)が続々と狭い店内に入ってきた。すげえ、この店だけむっちゃ繁盛してるじゃん。私は結局、オーガニック石けんを1個だけ買ったのだが、1個だけなのに値札の値段から値引きしてくれた。ええええー、ただでさえ安いのに!?しかもよく見てみたらフランス製だしー。

買い物した後はホテルに戻って、晩ご飯の時間までまったりして過ごす。皆で晩ご飯を食べた後は、近くのホテルで打ち上げパーティをやっているので向かおうとしたところ、ロビーでMacに向かって仕事している風な男性に呼び止められた。何でもオランダのフリーのジャーナリストのようで、サハラマラソンに関するインタビューをその場にいた人が全員受ける事になった。運が良ければ、ドイツかオランダのランニング雑誌に掲載されるそうだ。で、その後、打ち上げ会場に向かうのだが、もうクラブみたいなところで大音響で皆ノリノリで踊っていた。さすがにこれにはちょいとついていけず、その場を去り、ホテルに戻って就寝。

いよいよ明日はパリへ戻る。

[サハラマラソン2013] チャリティステージ5(7.7km)

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(チャリティステージコースマップ)


昨日のゴールの歓喜の余韻は冷め止まず、本日は約8kmのユニセフチャリティーステージである。これはおまけのようなものなので、正式なタイムにはカウントされないが、絶対参加のステージである。何でもユニセフのTシャツを着ての走る/歩くことになるらしく、朝の水の配給+Tシャツの配給もあった。フィニッシャーTシャツはこれとは別にあるみたい。なんて、太っ腹!(つか、参加費に入っているんだろうけど。)

実はゴールした昨晩から自給自足の生活は終わり、再び大会による食事支給になった。食堂(?)に向かっていると、毎朝その日の予定をブリーフィングしてくれたナタリーに遭遇。私達のゴールを自分の事のように喜んでくれた。一緒に記念写真撮影もした。もう既に私の心は来年のサハラマラソンに向かっているので、来年も彼女に会えるといいなと思った。

今日でベルベル人によるテントの撤収も最後。何だか寂しいな〜。のんびり支度をしていると、スタッフが急げ急げとせかしてくる。スタートラインはゴールした後の安堵感からかのんびりしたムード。緊張感なんてまったくない。マリオとルイージの衣装を身にまとう日本人選手もいた。パトリックと通訳の女性がいつもの通り話していて、入賞者の表彰も行われていた。

そんなのどかな雰囲気の中、チャリティーステージがついにスタート。
いつもは前の方を走っていた日本人選手も今日だけは私達のペースに合わせてのんびり歩いてくれている。何とも不思議な気分だ。つか、朝に飲んだロキソニンがまだ効いていないので歩くのがつらい。しかも何気にこのチャリティーステージは距離が短いながらも砂丘がどんどんどーん!しかも暑い。この距離を完全に甘く考えていた私は水は1リットルしか持ってきてないし!もう全然楽しくない、だんだん苦しくなってきた、そして水がなくなるかもしれないというピンチまで迎えている。さ、最悪だ。

もうヤバイ!と思った頃にやっとゴールが見えた(ホッ)
地元の子供達が寄ってたかって「Bouteille(ボトル)」とか「gâteau(お菓子)」とか物をねだっているのだが、それすらも無視して、スタッフに発した言葉が「み、水…。」という。何でよりによってレースと関係ない日に死にそうになるかな(笑)ゴール後に振る舞われるサルタンのお茶はおかわり不可なのだけれども、こればっかりはさすがにどさくさまぎれに2杯飲んでやったわ。

Start: [09:00:00]
Finish: [12:21:28]
(※公式サイトでの記録では9時スタートになっているが、パトリックの話はそれ以上続いてたしか9時半頃にスタートしたはずなんだけどな…。)

ゴールした後は待っていたバスに乗り込みワルザザードへ向かう。停車しているバスに向かっている時にタクシーの客引きに「ワルザザードまで安い値段で行く」と言われたのだが、ここで払った参加費に含まれている貸切りバスをわざわざ放棄するバカがいるかよと言いそうになったのをグッとこらえて無視させていただきました。

ワルザザードまではバスで約6時間の旅。
隣の席はフランス人のおじさまで英語が少し話せるようだったので、時折話したり、昼寝したり、窓から見える景色を眺めながらレースの思い出に浸ったり、来年の対策について考えたり、って何だか忙しいな(笑)ワルザザードの街に入り、各国選手が宿泊するホテルをぐるぐる巡って、最後に自分が宿泊するホテルに着いた頃にはもう真っ暗になっていた。ワルザザードのホテルは2人部屋だと思っていたら、なんと運良く1人部屋だった。

まず真っ先に行ったことといえば、シャワーを浴びること。なんせ1週間ちょいお風呂とは無縁の生活を送ってましたからね!シャンプーで髪を洗ったらもの凄いことが起きた。頭からどんどん泥水が流れて行く!!しかも髪の毛もごっそり抜けて、一瞬どこかに10円ハゲとかできたんじゃないか?って焦ったくらいである。いやー、ほんと想像以上でびっくりしたわ!

後は、ホテルのレストランで仲間と一緒に食事して就寝。
いやー、やっと文明世界に戻ってきたよ。

[サハラマラソン2013] ステージ5 (42.2km)

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(ステージ5コースマップ)

オーバーナイトステージの後、ほぼ丸1日の休息が取れたので気分もリフレッシュ。そして、今日のステージをクリアすれば「完走」ということで、ゴール地点で主催者のパトリックから完走メダルが首にかけられる。この瞬間をどれだけ心待ちにした事か!今日は何が何でも這ってでもゴールしてやるぜ。

という気合いとは裏腹に、足の調子が芳しくない。
ビーチサンダルを履いてうろちょろする分には問題ないのだが、シューズを履こうとする時点で足に激痛が走る。足が浮腫んでしまって、靴が小さくなってしまったのでまず履くのが苦行なのだ。何とか履けたとしても、今度は歩くのがつらい。やはりロキソニンは必須か、、と、ちょうどマキさんがいらなくなったロキソニンを捨てようとしていたので、それを有り難く頂いた。

いつものようにスタート地点に集まって、パトリックの話を聞いてからの第5ステージが8時45分頃にスタート。いきなり砂丘から始まる。砂丘は足にやさしくていいのだが、でもやっぱり歩きづらい事この上ない。砂丘を横断し、石の大地をひたすら歩く。まだロキソニンが効いてないので、痛みで歩みが遅くなる。干上がった川の土手、ワジの大きなクレバスなんてもう、えっちらおっちら下って、また上がるという苦行。頼むからゴールまで足が持ってくれよと祈るしかない。そうこうしている間に、少しずつ足の痛みを感じなくなった。もしかしたら、ロキソニンが効いてきたのかな。11時頃に10.5km地点のCP1に到着し、ここでは水をボトルに足して、そのままCP2に向けて出発。

CP1と出たところがもと湖だったのか干上がった土の上だったので、足の負担が軽く、しかもゆるやかなのぼりくだりだったので、CP1出たところからなぜか少し走れたので、できるだけ距離を稼ごうと、小走りで走れるところまで走った。おかげで結構な人数を抜くことができて、少しは遅れを取り戻す事ができたかも。13時半頃には22.5km地点のCP2に到着し、思ったよりも早くに着いたのでほんとにうれしかった。ここでも水を補給し、ロキソニンを念のため飲んでCP3に向けて出発する。CP2では水のボトルを2本もらったのだが、いつもだと2本もらうときは中途半端に余ったボトル1本をCPに置いていく。しかし、今回はなぜか持って行った方がいいような気がしたので荷物になる事を覚悟の上で持って行く事にした。これが後になってみると、ナイスジャッジだったのである。

CP2を出て、ごつごつした石のある地域を抜けて行くと、小さな砂丘群が見えてきた。今、ロキソニン効果で足の痛みがないのだから、できることなら砂丘ではなくて、そのまま砂利の道とか、干上がったところとかが良かったのに〜。この小さな砂丘群がしつこくて2kmくらいあった。で、やっと砂丘が終わって、また石だらけのところと思ったらあっという間に終わって、今度は大きな砂丘地帯が見えてきた。見るのも嫌になるくらいの大きな砂丘群が延々3kmくらい続いてる。普通のロードだったらあっという間に走りきってしまう距離を足を幾度となく砂に取られながらも登ったり、下ったり、とにかく体力を消耗するし、暑いので水もぐびぐび飲んでしまう。何人かは木陰を見つけて休憩してた。私も休憩したいところだったのだが、ここで休んでしまうと絶対動きたくなくなるというのはわかっているので、心を鬼にしてそのまま突き進む。この大砂丘群が終わったら、CP3だと信じていた私はそれが裏切られたときの凹みようは言葉に言い表せないくらいだった。砂丘地帯を抜けた後は、峡谷地帯でぐねぐねとした道をひたすら歩く。あそこを曲がったら、CP3があるはず、という思いは幾度となく裏切られる。これがほんとに何度も続くと精神的にキツい。水もだんだん少なくなってきているし(あの時、CP2からもう1本ボトルを持ってきていなかったら、とっくの昔に水がなくなってひからびてたね)、もうここで終わりか?!という絶望的な気分になってきた。そんな時にやっと33.7km地点のCP3が見えた時にはほんとに神に感謝したよ。

CP3で水を補給して、いよいよゴールに向けて出発。あともうひと踏ん張りだ!石だらけのアップダウンの道を進む。CP3でロードマップを確認した限りではもう砂丘はない。何か大きな建物の或る丘の上(鉱山?)に着いた時には、なぜかもう既にゴールしたと思われるような選手たちがいて、ずっと応援してくれている。なので、もしかして、もう野営地が近いのかと思って聞いてみると、「いや、まだ結構あるよ」とのこと。うーん、肩すかし。つか、その結構あるという道を戻って応援しにきてくれたわけ??すげー!!と、今度は土の家ばっかりの集落を抜けて行く。てっきり廃墟となった村と思っていたのだが、人が住んでる!つか、アンテナもあるし!ちょうど一緒になった他の選手と驚きながら村を抜けて行く。

村を抜けたら、少々小さい丘があってアップダウンはあるものの、小石、砂利の道が野営地まで続く。と、目の前に牛さんが歩いている。で、その後ろが私。ここでふと思ったわけですよ。牛さんの後にゴールしてしまうと、みんな牛さんに気を取られて、私のゴールなんて気がついてもらえないかもしれない…と。なので、隙を見つけて、牛さんを抜いて、そして距離をあけてゴールをしなければならぬという使命感になぜか燃える(滝汗)で、やっと野営地が視界に入って、牛さんが写真を撮っている隙に声がけして一気に抜いた。更にどこからそんな余力があるのかと思うくらいに、小走りに近い早歩きで一気に差を広げた。なぜにここまでムキになっているのは自分でもわからん(^ー^;

だんだんゴールが近くなり、ゴール近辺にいる人達が視界に入ってくる。そこに先にゴールした日本人選手たちが目に入った時、ここは歩くんじゃなくて走ってゴールだろう!と小走りで一気にゴールを目指す。皆が一生懸命声援を送ってくれる。あと5m、4m…と、ついにゴールラインを踏んだ時、主催者のパトリックが首に完走メダルをかけてくれて、片言の日本語で声をかけてくれた。で、フランス語で「きつかったけど、いいレースだった。とてもうれしい。」と言ったら、「フランス語話せるのか?」と驚かれた。

ほんと、やっと終わったよ。

野営地で他の選手とすれ違う度に「おめでとう」を言い合い、喜びを分かち合う。
ゴールした後は、水をもらってテントでしばし休憩。その後、メディカルで最後の治療をしてもらう。お医者さんが茶目っ気満載で親指のテーピングの上にニコちゃんマークを書いてくれた。そして、夜は特設ステージでロックコンサート。みんな完走した喜びでノリノリ!

明日は公式記録にならないチャリティーステージ、7kmで本当に終わり。

Start: [08:43:48]
CP1: [11:01:21]
CP2: [13:25:53]
CP3: [16:12:39]
Finish: [18:14:06]

テーマ : マラソン
ジャンル : スポーツ

[サハラマラソン2013] ステージ4 (75.7km) 後編

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(ステージ4コースマップ:その2)


23時半過ぎにCP5に到着し、1時間程仮眠を取ることにする。
とは言っても、寒い。寝袋に入ってしまうと、1時間どころか一晩寝てしまいそうなので、サバイバルシートにくるまるが寒くてとてもではないけど眠れない。ちょっと横になって休んだだけ。その間に足が重たく感じて来た。

1時過ぎにCP6へ向かって出発する。休み過ぎたせいか、足がやっぱり辛い。真っ暗でコースの状況はよくわからないが、砂丘ではなく砂利の道を歩いているようだ。下手すると足をくじきそうになるので要注意。さっき砂丘群を上り下りしている時にはあまり余裕がなかったが、空を見上げると満天の星が輝いている。ヘッドライトの明かりを消すと今にも星が落ちてきそうな位近く感じるし、天の川も久しぶりに見た。ブータンで見た満天の星空にはかなわないけれども、私の今まで見た中でベスト3に入る星空かもしれない。3人で黙々と、時にはいろんな話をしながら暗闇の砂漠を一歩一歩、CP6を目指して進んで行く。11kmくらいの距離なのにやたら遠く感じたし、実際に結構時間がかかった気がする。

CP6には4時半過ぎに到着。
ここで中島さんとヒロコちゃんは仮眠を取って行くとのことだが、私はさっき休憩後に再び歩き出すのが辛かった。これから夜が明けてくるし、コースの途中にあったマーキングは結構頼りになりそうなので、意を決して1人で行く事にした。前にイギリス人選手3人組が歩いているので彼らについて行けば安心か、と離れないようにぴったりくっついて行ったつもりが、彼らのペースがちょっと遅くて、結局追い越してしまった。更にその先にフランス人選手2人組がいたので彼らを見失わないようにぴったりマーク。が、これもまた結局追い越してしまった。そして、その先には誰の姿も見えない(涙)

とにかく、マーキングを逃さずに、あと地面の足跡をチェックしながら前に進むしかない。最悪、後ろに2組のグループがいるからその人達を待って、一緒に進めばいいのだ。ということで、ぐんぐん進んで行き、ふと後ろを振り返ると誰もいない。前を見ても誰もいない。や、やばい!道を間違えたか?と焦るも、コース上のマーキングを見つけたので、ちゃんとコース上を行っているはず。(誰もいたずらしてなければね!)前後に誰もいないという状況がしばらく続いて、心理的には落ち着かない状況だったのだが、途中で大会スタッフのジープを発見。ほっと一安心。すると、スタッフがもうすぐ日が昇るよと教えてくれた。

空が明るくなって行き、地平線の先に太陽がゆっくりと上がってくる。日の出に見とれながら歩いていると、前方に南アフリカの選手が見えて来た(バックパックに突き刺している国旗で判断)。彼も日の出が美しいと言いながら、写真撮影していたので軽く言葉を交わして追い越した。が、その後に、また彼に抜かれてしまうのだけれども。で、1つ気になる事が、ここは砂利の平原と丘がはてしなく360°ぐるりと続く場所で、集落なんてまったくないはずなのに、どこからともなく鶏の鳴き声が「コケコッコー!」と聞こえてくるのだ。うーん?ま、それはさておき、ひたすら気が遠くなるような砂利の平原の後は、砂の小山とラクダ草の茂みがしつこい位に続く。もういい加減見えてきても良くないか?とイライラしだした頃に、野営地がやっと見えた。

7:30頃に野営地に到着。うれしー!やっと寝れる!
ということで、結局、ほぼ1日かけてステージ4クリアしましたさ。

Start: [08:35:02]
CP1: [10:51:32]
CP2: [14:00:58]
CP3: [17:51:00]
CP4: [20:14:49]
CP5: [23:37:27]
CP6: [04:37:22]
Finish: [07:24:16]


ということで、今日1日はゆっくり休める。
すぐに寝てしまおうかと思ったのだけれども、軽く食事をし、靴下を洗濯する。それでも1日は長い。テントの中でゴロゴロして過ごす。というのも、今日は多分砂漠生活の中で一番暑いのではなかろうか、仲間が日中気温が48度だと教えてくれた。テントの外にいると、直射日光が容赦なく肌をじりじりと痛めつけるので、そそくさとテントの中に退散する。

というか、夜通し歩いてゴールして良かった。
もしどこかのチェックポイントで1泊していたら、今頃この炎天下の中、砂利道をひたすら歩いたり、砂丘群を登ったり下ったりしなくてはいけなくなる。これはたまらん。

昼からはメディカルに行って足を見てもらう。さすがに今日はそんなに人が多く並んでいなかったので、さっさと治療してもらえて良かった。夕方にはあの「世界で一番おいしいコーラ」の配給があった。ひんやりとした炭酸飲料を飲むのは、ここのテント入りした日以来ですわ。確かにおいしいんだけど、「世界一」と言われると、ほんとにそうか?とちょっと疑問。炎天下の中、ゴールした直後にもらえたのであれば間違いなく「世界一」とつけたかもしれないけど。

さて、いよいよ明日は最終ステージ。
明日の最終ステージで何事もなくゴールできれば、完走メダルがもらえる!

[サハラマラソン2013] ステージ4 (75.7km) 前編

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(ステージ4コースマップ:その1)


今日はいよいよ最大の山場であるオーバーナイトステージである。
約76kmを制限時間36時間で走破しなければならない。普通のウルトラマラソンであれば、かなり余裕のある制限時間設定なのであるが、砂漠レースでは果たしてどうなのか。このステージはそのまま寝ずに夜通しで一気にゴールを目指す事もできるし、途中のチェックポイントで仮眠を取る事も可能。私はもちろん前者で行く予定である。と、心に決めていたのであるが、実は睡眠不足なのである(涙)緊張していてとかそういうのではない。耳栓はマストアイテムであるというが嫌という程わかった。

恒例のナタリーによるブリーフィングで、このステージではCP3で20:00、CP4で0:30という関門が設けられていることを知る。CP3は36.7km地点で、CP4は45.2km地点なので余裕で通過できると考えるのが普通なのだが、いかんせん、両足が完全にマメでやられていることを考えるといささか微妙な感じである。とりあえず、夜通しで行く事は決めているが、万が一どこかで休息を取る必要があるのであれば這ってでもCP4まで行ってそこで休憩を取ろうと決める。

さてスタート前の恒例の主催者であるパトリックのスピーチ。今日はとある日本人選手のお誕生日ということで、名前を読み上げられるが、その後に「日本の牛」と付け足すパトリック(笑)そう、今日はウシに仮装した日本人選手のお誕生日なのである。今日この日、彼とはほぼ同じペースで抜きつ抜かれつだったためか、所々で彼は外国人選手や、スタッフにお誕生日のお祝いをされてた。さすが人気者である。

8:35にオーバーナイトステージがスタート。
やはり足の調子が芳しくなく歩く事さえままならず、どんどん後ろから抜かされて行く。昨日と同様に振り返れば数十人くらいの選手しかおらず、しかもラクダも視界に入るか入らないかの状態になっていた。足が言う事を利かない非常に悔しい状態が続く。途中、歯医者さんの成田さんとおしゃべりをしながら歩く。夜通し歩くつもりである旨を話すと、夜は1人では絶対に行かずに、誰かと一緒に行くべきだと言うアドバイスを頂く。というもの、昨年、リアタイアとなった日本人選手はこのオーバーナイトステージで夜1人で走っていて、道に迷ったために大幅なタイムロスで制限時間内にゴールできなかったそうだ。こ、こわい。夜通しで行くのであれば、その時に自分の近くにいる選手を巻き添え(?)にしようと心に決めた私である。

11.5km地点のCP1に到着。大分遅れを取ってしまった感があるので、ここでは水の補給だけしてすぐさま約13km先のCP2を目指して出発する。2kmほど砂利道を歩いたところで、上り坂が始まる。出た、山登り〜。そして、下りがこれまた細い道で、大きな石がごろごろしていて、これが足にこたえるのだ(涙)ここでハイカーの日本人選手の成田さんに「追いついちゃった♪」と抜かされてしまう。彼女はランニング歴はなく、山登りをする方で初日こそ日本人選手の中で一番最後にゴールしたものの、安定した歩きで少しずつ順位を上げて来ている。彼女に追いつきたいと思うものの、もうハイキング以下のレベルで足がやられているので、とにかく確実に前に1歩、1歩進む事に決めた。やっと、山を下ったと思ったら、今度はまたもや砂場の連続。本来であれば、砂イヤー!となるところだが、今日に限っては砂が足に優しくて少し元気が出た。これが3kmほど続いただろうか、その後は峡谷を突き進むと、CP2が見えてくる。

CP2が見えて来たなと思った時、いきなり背後から私の頭を頑張れよと言わんばかりにわしゃわしゃと撫でて走り抜けたのが、ゼッケン番号88のモロッコのモハメド選手(義足の選手とは別の方)だった。そう、このオーバーナイトステージではトップ選手は私達より大分後の正午にスタートするのだ。で、モハメドに頭を撫でられる前は10人くらいのトップ選手が既に抜き去って行っていたのである。トップ選手の走りをこのステージでようやく間近で見る事ができ、衝撃を受けるのである。

CP2を出て直ぐに、女性選手で現在トップを走っているフランス人選手、ローランス・クラインがあっさりと抜いて行った。彼女はカモシカのように軽やかに駆け抜けて行った。彼女が抜き際に「Allez Laurence !(頑張れ、ローランス!」と声をかけたら、軽く手を挙げてくれた。格好良すぎる、しびれる、憧れるわ〜♪と、人の事はさておき、このCP2ーCP3間が今にして思えば、私にとってこのステージで一番つらかった区間なのである。コース自体は砂利道とか干上がった川で大きな起伏はなかったのだが、完全に足の調子が良くなくて、もう引きずって歩くような感じで、ここでもどんどんいろんな人に抜かれて行って、心がバキバキに折れてしまう。ここで私と同じように足のマメで苦戦している日本人女性選手のヒロコちゃんにも追いつかれる。CP2-CP3間はたった10kmちょっとなのに、目標としていた時間より大幅に遅れ、4時間近くかかってCP3に到着したのだ。しかももう18時、日が暮れかけている。ここで昨日頂いたロキソニンを飲む。スタッフから暗くなったらバックパックの後ろにつけなさいと、蛍光ライトを渡される。これが夜に他のランナーの目印になるのだ。

CP4に向けて出発。
つか、いきなり砂丘である。ロキソニンが効き始めるまではこういう柔らかい足場の方が助かると思いながらも、やっぱ砂丘はしんどいわ!砂丘の頂上では地元の若者達がバイクに乗ってブルンブルン!とエンジン音をたてている。ん?もしかして、こいつら私のところまでやってきて取り囲んでかつあげとかしないよな?!なんて超ネガティブなことを考える始末。やっぱ砂丘での歩きは遅いようで、後からCP3を出て来たヒロコちゃんに追いつかれる。とはいいつつも、もう日がすっかり暮れてしまったので、ここからはヒロコちゃんと行動を共にする事になる。しつこい位の砂丘を抜けたら、フラットな砂利道にはいる。チェックポイントから放たれていると思われるレーザービームを発見する。てっきりこれがCP4のレーザービームかと思ったら、通りすがりの外国人選手に聞いてみると「あれはCP5からのレーザービームだよ。ロードブックにも書いてあるよ。」とのこと…orz辺りはまっ暗になりヘッドライトには虫が寄ってくる中、何とかCP4に20時過ぎに到着。

CP4では水を補給し、行動食を少し食べる。ヒロコちゃんはベーコンの缶詰を持って来ていて、これを一口分けてくれたのだけれども、むちゃくちゃうまいし!砂漠で食べる最高のベーコンだったな。さて、ここからどうするか。CP4に0:30までに到着したので途中でのタイムアウトの心配はなくなった。あとは、遅くとも明日の夕方までにゴールすれば大丈夫。ここで仮眠をとるか、それともCP5まで駒を進めるか。とりあえず夜涼しいうちにCP5まで行ってみることにする。

CP4を出るとまたもやいきなり砂丘群。
ヘッドライトで足下は照らされるけれども、全体的にどうなっているのかは真っ暗でまったく見えない。前後を走るランナーもまばら。とにかくずっと先の方に見える明かりと、マーキングを頼りに砂丘地帯をひたすら歩く。登っては下り、登っては下り、これをひたすら続ける。うんざりするほど続ける。CP4を出発前にロードブックをチェックした時には最初の2-3kmくらいが砂丘で後は砂利道だった記憶なのだが、とにかく砂丘の上り下りがしつこい。いささか、怪しくなって、途中で砂丘のてっぺんで休憩も兼ねて腰を下ろして、ヒロコちゃんとロードブックを確認する。「レナさん、これずっとCP5まで砂丘ですよ〜!」と衝撃の一言。そ、そんなばかな!?とロードブックを覗き込む。どうやら私はCP5からのコースを見ていたみたいだ(涙)もうおかしくなって笑うしかない。真っ暗で静かな砂丘で響き渡る私達のバカ笑い。と、すると、そこに外国人選手が現れたかとおもうと、日本人選手の中島さんがいた。ここからは中島さんも合流して3人で夜の砂丘に挑む事になった。くどすぎる砂丘群も何とか乗り越え、CP5に到着したのは23:30過ぎ。

ここでしばし休憩をする事になった。

(後編に続く)

[サハラマラソン2013] ステージ3 (38km)

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(ステージ3コースマップ)

あたらしい朝が来た希望の朝だ〜♪
という曲とは裏腹にちょっと浮かない私。いろいろ理由はありまして、まずデジカメが砂塵にやられてご臨終。ズームが出なくなってしまいました。サハラ砂漠を完全になめてました(涙)そして、足の調子が芳しくない。昨晩、メディカルで足のまめを処置してもらったけれども、浮腫んでしまってシューズを履くのに一苦労なのである。一応、通常のサイズよりも大きいやつを購入したんですけれども…。そして、昨日の30kmのえげつないコースで結構な時間がかかったのに、今日は38kmである。昨日のようなコースだと間違いなく制限時間内のゴールは相当厳しくなる。

昨年も出場したマキさん、そしてサハラの女王とも呼ばれる14回目の出場となるジュンコさん曰く、昨日のようなコースは去年も今までもなかったとのことおっしゃる。少し安心したような、しないような複雑な気分。というのも、今年は違うかもしれないから。いつものように、ナタリーがやって来て今日の予定をブリーフィングする。昨日のようなキツいコースではないという事を知りほっと一安心。でも油断は禁物。

スタート前に水を受け取って、朝食食べて、身支度してという生活がしっくりくるようになってきた。外が明るくなったら起き、暗くなったら寝るという原始時代のような生活もいいね、と感じるようになった。

いつものようにスタートラインに集まって、パトリックの止まらない話を延々と聞いて、8:30のはずが5分程遅れてのスタート。ま、砂漠なんでこんなアバウトなスタートでいいんじゃなかろうか。若干疲れはあるものの、やはりスタート時のテンションはみんな高い。ヘリコプターが横っ飛びで空撮すると皆空に向かっておのおのポーズをとっちゃうんだよね(^-^;

CP1までの距離は13km
砂利よりちょいと大きめの石がある起伏のない平らな道なのだがやはり走れないのだ。歩いていても早歩きができずに、どんどん他の選手に抜かれて行く始末。い、いったいどういうことなんだろ?もう後ろを振り向くと、数十人いるかいないかのレベルで、ずっと後ろだが視界の届くところにラクダがいる。気持ち的にすごく焦って、前へ前へ少しでも速く進もうとするのだが、足が言う事を聞かない。

9kmあたりで小さい集落のそばを歩く。道もアスファルトではないもののトラック1台が通れる程に舗装されている。というか、ここを歩いている間にトラックが3、4台通過して行った。その度に、道路の脇にそれてトラックが通過するのを待つ。このトラックは一体どこに向かっているんだろうか。集落があるからにはそこに暮らしている人がいる。木陰でじっと私達を見ている人や、気さくに挨拶してくる人もいる。この人達はここで1日中ずっとこうやって暮らしているのだろうか?

10km辺りから峠の入り口に入る。ここで前方に同じテントのブルネイ人選手を発見。彼はもう既に暑さでやられたのか、足取りが重く、かなりしんどそうに歩いている。というか、彼がそこにいる時点で私はやはり前日までのペースより落ちているようだ。歩いて追い抜く際に声をかけてみたが、彼は返事するので精一杯な様子。少し気になりつつも、CP1を目指して突き進む。

峠を抜けたところでCP1に到着。
少しずつ自分のペースを取り戻しつつあることが感覚で分かって来たので、ここは水の補給と行動食を少しだけ食べてすぐさまCP2に向かって突き進む。CP1を抜けると、足場の様子が変わった。今までは砂利道のようなところだったのだが、この辺は湖の後だったっぽく干上がった湖底を約3km突き進む。ふわっふわして足に優しい完食なのだ。ここでちょっと小走りができたのが嬉しかった。CP1まででかなり遅れをとっていたのでここで少しでも挽回できるような気がしたのでひたすら突き進んだ。

この干上がった湖が終わったら、渓谷が待ち構えていた。
昨日ほどの傾斜や高さはないけれども、3kmほど続くこの小さい峡谷群を登ったり、下ったりする。時には砂の峠もあったりするが、もう、昨日のあんなエグイ縦走をしているから、今日のはかわいいもんだと思えてくるのが砂漠の、、いやコースディレクターでもあるパトリックの罠(笑)峡谷が終わって、またもや砂利道を3.5kmほど進んだところでCP2。ここでも水を補給し、少し行動食をつまんでCP3へ向けて出発。

って、いきなり山登りっすか(汗)
山を登って、山の尾根をつたって、砂の下り坂をずぼずぼ下って行ってほっとしたところで、またもややってくる砂の上り坂。もう、イヤー!砂イヤー!で、峠の上場について、また砂の下り坂。で、なんかまた砂、砂、砂。もう、イヤー!砂イヤー!一生分の砂をこのレースで見たよ、まじで。CP2からCP3までは10kmもなかったはずなのに、なぜかむちゃくちゃ遠く感じた。

CP3から野営地までは残り6km弱。しかも、砂利道でおおむねフラットな道だったのでここはひたすらなるべく早く前に前にと突き進む。やっとステージ3をクリアしたときは、スタート時の足の調子の悪さからちょっと制限時間内に辿り着けるか不安を抱えていたのでほっと一安心。それだけ。

Start: [08:34:30]
CP1: [ ]
CP2: [13:12:54]
CP3: [15:50:50]
Finish: [17:08:00]

テントに戻って足の状態を確認してみると、うーん、まあ想像していたような感じ?で、今日歩きながら思っていたのだけれども、昨日メディカルに行ってマメを処置してもらったのが裏目にでたのではないだろうかと。ということで、今日はクリニックでガーゼ等いろいろもらってきて、自分で処置する事に決めた。と、ここで日本人選手の丸山さんが実は外科医だったということを知る。なんという、灯台もと暗し!ということで、足の状態を見てもらった。といっても、今の状況だと、結局は足を清潔にしてまたテーピングしなおすくらいしかできないんだけど。とはいえ、念のため、痛み止めの薬(ロキソニン)を頂いた。大感謝!


いよいよ明日はオーバーナイトステージ。
大丈夫かな、足もつかな?

[サハラマラソン2013] ステージ2 (30.7km)

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(ステージ2コースマップ)


今日は短めの距離、30kmなので15時とかには戻って来れるかなという私の目論みはまんまと崩れる事になる。恒例のナタリーによりブリーフィングかと思いきや、「ちょっと通訳が必要なの」とお願いされる。何でも、昨日のステージで制限時間10時間を超えてゴールしたので失格の旨を伝えたところ、どうもその人は理解していないようだから私に説明してほしいという。え?!昨日タイムアウトした日本人選手がいるの?!それを私が伝えなければいけないわけ!?とドキドキしながらテントに向かう。で、ナタリーが向かった先には、、、韓国人選手やん…orzということで、私はお役御免でその韓国人選手に人が入れ替わり立ち替わりやってきて説得してた。ありゃ、もう確信犯だな。わかってるけど、わかってないふりしてやがる。

と、ちょいとご立腹気味のナタリーがテントにやって来て本日の予定をブリーフィング。制限時間は10時間で、技術を必要とする山登りが3カ所あるので心して臨むようにと言われる。この時点でその山登りを甘く見ていた私。

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今日は8時半にスタート。
足にマメはできているものの、歩いたり走ったりする分には支障はない。まずは砂利道のようなところをひたすら突き進むと、2.8km地点でやってきました小さな砂丘群。自分が百も承知で砂漠に来ていて言うのもなんだけれども「まじで砂丘ムカツク(←ギャル風に読んでください)」これが1.2kmくらい続くのだが、それ以上に感じる。

6.8km地点から緩やかな上り坂で目の前にはもう山が見えている。これが例の1つ目の山か?見た感じ、そんなに技術を要するような山には見えないのだが?
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山の登り口で主催者のパトリックが選手1人、1人に声援を送っていた。私が通り、日本人だと分かると「がんばってください」と日本語で声援を送ってくれたところを、フランス語で切り返すワシ。すると、後ろにいたオーストラリアの選手が私に話しかけて来た。で、なぜかフランス在住の日本人だと勘違いされた。東京(近郊)に住んでいると話すと、自分は大阪が好きなんだよねって何度も繰り返す。そうか、大阪が好きなのか、というどうでもいい情報をもらったところで山の頂上に到達。
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頂上から見渡す景色は素晴らしいねー、第1の山をさっそく攻略してやったぜ!と一人で悦に入っていると後にそれが甘い考えであることを嫌という程知る。まず、山の入り口に主催者のパトリックがいたってことを考えれば、そんな甘っちょろいコース設定をしているわけがない。

まじか、山の尾根縦走モードに突入である。
山の稜線に沿っての上り下り、しかも道は狭いし、大きな石がゴロゴロしている。ちょっとでも気が緩むと転がり落ちそうな感じ。しかも、落ちたところから這い上がってくるのは相当厳しい様相である。風もひどく、時折砂まじりの強い風が吹いてくるのでバフなしでは顔が痛くて歩きづらい。そして、風で帽子が飛ばされてしまい、帽子は取りに行けないくらい深い谷底(?)まで飛んで行ってしまった。幸いにして、頭に手ぬぐいを巻いていたので、直射日光が直接頭に当たる事はないけど。

この山の縦走が3-4km位続いて、もういい加減にして〜!と心の中で泣きが入ってた。で、やっと谷が見えて来たと思ったら、CP1(12km地点)も見えて来てほっと一安心。ここで水を詰め替えて、行動食をちょっとつまんで再びCP2を目指して歩き出す。ここからはまた砂利道のようなところをひたすら歩く、16.5km地点でまたもや山の入り口、傾斜15度の上り坂である。ひー、これまた尾根の縦走ではないか!これがまたもや2kmくらい続くのである。そこからCP2までは平坦な砂利道のようなところを5kmくらいひたすら歩く。とにかく山の尾根の縦走で体力が結構奪われている。この直線、皇居1周程度の距離がここだと果てしなく遠く感じるのだ。

CP2に到着。
12km程度の距離に3時間近くかかっているって、恐るべし山の尾根縦走。こういうところってトップ選手の人達はどうしているのだろうか。走っているのだろうか?すごく気になる。ここでも水を入れ替えて、行動食をちょっとつまんですぐさま野営地に向かってのラストスパート…なんだが。

CP2を出た時点でもうしっかり目に入ってしまったよ、本日最大の山場、ラスボス。
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傾斜25度の上り坂が頂上まで延々と続くのはいいが、ここがさっきまでの山の尾根縦走と違っていたのは、岩と砂が交互に続くという事。足場が砂になると、傾斜25度の威力が最大限に発揮されて、登っているつもりなんだけど、ずるずる下りて行くような水前寺清子の某曲状態なのである。とうことで、先に歩いている足跡をなぞるようにして登る作戦にでたら大分ましになったが、西洋人の歩幅はいかんせん広いのがちょいと難点(笑)

頂上に登ったと思ったら、こんな大きな砂場があったりしてもう心が萎えてくるね。
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山登りが終わったら、干上がった川床(湖底)の下り坂をえっちらおっちらと下って行く。その後、石だらけの平原を2.5km位進んだかと思うと、またもや小さい砂丘群がやってきた。

エゲツナイ!
えぐい、えぐすぎるぞ、このコース!!


息も絶え絶え、ようやくステージ2をクリアしたが、距離は昨日より短いにも関わらず、到着した時間が大して変わってないという衝撃の事実。これ、明日もこんなコースだったらまじでタイムアウトの危険があるかもしれないとまじで凹んだ。つか、やっぱサハラマラソンは舐めたらいかんなと。

Start: [08:30:00]
CP1: [11:09:00]
CP2: [14:35:55]
Finish: [16:56:12]

テントに戻って、足の状態を見てみると昨日よりひどい状態になっている。自分でやれと言われて、自分でやった結果がこれかい!ということで、もう一回クリニックに殴り込みに行く。足の状態を見せて、昨日自分でやれと言われてやったらもっとひどい事になったぞとクレームすると、メディカルに行けと指示される。へ?メディカル?

言われた通りメディカルに行くと、そこにはたくさんの人が既に診療待ち状態だった。足を洗浄して、順番を待つ。順番を待っている間、現在モロッコ在住の日本人選手と少しお話をする。彼のテントには昨年の優勝者のヨルダン人選手がいるらしい。すごいなー。

そうこうしているうちに私の番号が呼ばれる。
担当してくれるのはジャンというお医者さんで、英語も話せるので助かった。彼は丁寧に足を見てくれた。しかし、この時点で両足に10個くらいのマメができていた。ひどそうなところだけ処置してくれて、あとは様子見。と、ディカルのテント内で拍手がわき起こる。何だろうとおもったら、義足のモロッコ人選手モハメドがやってきたのだ。モハメドは私の隣で治療を受ける事になる。彼の足もマメにやられていてとても辛そう。お互い顔を見合わせながら少し話をする。といっても、私の仏語ではかなり限られてくるが…。


それにしても、これからはランの後はメディカル通いになりそうだな、ふぅ。

[サハラマラソン2013] ステージ1 (37.2km)

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(ステージ1コースマップ)


いよいよ7日間に渡るサハラマラソンが始まる。
空が明るくなり始める6時前には起床。ナタリーがやってきて今日の予定をブリーフィングし、「初日だからなるべく飛ばさないようにペースを押さえて走るように」とのアドバイス。過去の出場者のブログに書かれていたベルベル人の来襲!は思ったよりも普通だったかも、普通にテントを解体してたぞよ。
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水のペットボトルを受け取り、朝ご飯の準備をする。そう、この時点から自給自足の生活が始まるのだ。この朝食はスタート前に食べてしまうので持ち歩く事はない=ここで好きなものをたらふく食べ納めすればいい!という発想に気がついたのは、杉村さんがパリで購入したクレープ、一緒のテントのマキさんが福砂屋のカステラを堪能している時である。しまった、普通にアルファ米にしてしまったー!くそっ、次に出るときは…(って、次って?!)朝ご飯のために湯を沸かそうとするが、固形燃料になかなか火がつかない。ライターでつけた火が風ですぐに消えてしまうのだ。キー!むかつくー!で、結局、アルファ米を水で戻して食べましたさ。

初日だから早めに8時半にスタートのところに集合する。
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初日だけあって出場者のテンションが高いというか、あちこちで写真をお互いに取り合ったりしている。その中でもウシの仮装して走る日本人選手はいろんな人に一緒に写真を撮るようにお願いされていて大人気だった。昨日、一緒のテーブルになった香港俳優のケニーと撮影クルーもいた。ケニーもゼッケンはないものの、いっちょまえに走る格好になっていた。一緒にツーショット撮影をお願いする図々しいヤツw

主催者のパトリックから開会のことばや今日のコースについての説明、今日誕生日を迎える選手の発表が終わるといよいよスタートまでのカウントダウン。そして、あのAC/DCのHighway To Hellが大音量で鳴り響き、9時ちょうどにスタート!!

みんな一斉にスタートラインを飛び出す。空撮を行っているヘリコプターが横っ飛びして超かっこいいんですけど!!いやー、むっちゃテンションが上がって、走り出すのだが、背負ってるバックパックがでかいし、重いから小走りしかできないぞ。スタートラインを飛び出したらこんな広大な景色がひたすら続く。
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前を見るともう大分前の方を走っている人達なんてアリンコのようにしか見えない。
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そして、障害を持った子供(3人)を交代で一輪車に乗せて、グループで交代でひっぱっているフランス人選手もいる。こ、この人達は!!サハラマラソンのFBページにリンクされていた記事を読んでいたのでその記憶がよみがえった。フランスの軍人さん達だ!
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自分だけでもいっぱい、いっぱいな状況なのに障害を持った子供達にこの景色を見せてあげたい、一緒に走りたいなんてほんと凄いと思う。この人達は行く先々で同じ出場者から拍手喝采を受けていた。

8.5km地点に川があり、橋のところで地元の人達らしき人々が沿道(?)に立って、我々の様子をじっとみてた。(後からロードマップを見てみると、どうやらその辺に集落があったようだ。)たくさんの外国人が荷物背負って歩いたり走ったりして何してんだ?って感じなんだろうな(苦笑)

砂漠ばっかりの中でこういう川をみるとホッとするなぁ。
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そして砂地。ミニ砂丘である。
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これが足を取られて、なかなか踏ん張れないのできつい。これが「クドイ!」と発狂しそうになる位にミニ砂丘のアップダウンが続くのである。

で、ようやくチェックポイント(CP1)に到着。
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ここまでの13.4kmの距離を2時間15分位の時間をかけて(ほぼ)歩いてきたことになる。13.4kmなんてロードだったら1時間半くらいで走れるのに、砂漠を舐めたらいかんってことですかい。ここでは水のボトルを受け取って詰め替えをして、行動食をちょっと食べて、すぐにCP2に向かって出発する。

またこんな代わり映えのしない殺伐とした風景、そして目の前には丘が見えるし、そこ登ってるようだし…。
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丘を登りきったらそこには香港のTV局の撮影クルーがいた。
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そして丘の頂上から自分が立った今登って来たところを振り返ってみる。
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うわっ、なんじゃこりゃ。こんなとこを走って(歩いて)たわけ?丘を下りてすぐのところで佇んでいる男性がいると思ったら、香港俳優のケニーだった。一応彼も走ってたんだ?ケニーに挨拶すると、ちゃんとそれに笑顔で返してくれた。で、ここで彼を抜いて行ったはずなのだが、なぜかこの後再び彼とそのクルーともう1度遭遇する事になる。つか、やっぱケニーは走ってないな。車で先回りして要所、要所で撮影してるだけか。

つか、CP2は24.8km地点にあり、CP1からだと11.4km先なはずなのに、CP1に到達したときよりもすごく長く感じるのは何でだろう。間違いなく、こいつのせいだと思う。
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またもやくどいほどの砂丘地帯。これでもか、これでもかと砂丘の上り下りの繰り返しである。足が踏ん張れないってこんなにしんどいものなのかと思い知らされる。で、このくどい砂丘地帯を抜けたところでCP2が見えたときはほんと嬉しかったですわ。

CP2からステージ1のゴールである野営地までは砂丘地帯がないという事でほっと一安心。こんな砂利とか砂とかまざったオフロードだけれども、砂丘に比べたら快適ですわ。
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はるかかなたに本日のゴール、野営地が見えたときのうれしさったらハンパないっすよ!
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Start: [08:59:56]
CP1: [11:17:37]
CP2: [13:53:48]
Finish: [16:42:34]

まずは無事に初日が終わってほっとした。初日だからか想像していたような過酷さは感じられず、楽しいハイキングって感じだった。(途中、砂丘のくどさにイラッとはしたがww)こんな感じでレースが進められるのであれば、ゴールはできそうな気がしてきた。

テントに戻って靴を脱いでみると、靴の中に思いっきり砂が入っていた。というか、あんなにしっかりマジックテープをとめたはずなのに、ゲーターがシューズからはがれていた。しかも、靴下を脱いでみると、靴下の中にまで砂がたくさん入っていた。サハラ砂漠の砂、恐るべし…。

なので、やはり足の小指や踵付近にまめが2、3個できていた。足の小指に至っては血まめになってるし!自分で治療すべきか、クリニックに行くべきか悩んだ挙げ句、こういうのは早めに行っておいた方がいいというような過去の出場者のレポートを読んだ気がするので、クリニックに行ってみた。しかし、クリニックで足を見せると、他にも患者がいるので、そのくらいは自分でやれと小さいナイフとガーゼや赤ちんを渡され、自分で治療する羽目になってしまった…。

と、こんな感じで1日目が終了。

[サハラマラソン2013] メディカル&テクニカルチェック

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昨晩は初めてのビバーク泊だったのだが、これがまた辛かったー。夜中に砂嵐が起きて、この薄っぺらいテント内に砂と風がむちゃくちゃ入り込んでくるのだ。幸いにして寝袋は-10度まで対応していたので、それほど寒さは感じなかったが、とにかく顔に砂があたりまくって苦しいので、寝袋の中に潜り込んで耐え忍んでた。去年も出場したマキさんは「こんな辛かったっけー?辛かったことすっかり忘れてたー。」なんて嘆いてた。これがサハラなのか恐るべし…。が、今朝はそんなことがまったくなかったかのような天気。

私達一帯のテントを担当するというスタッフ、ナタリーがやってきて、今日のスケジュールのブリーフィング。6時半からテントの中央で水のペットボトルの配給があるらしい。その後、7時半から朝ご飯、そして私達は13時半からメディカル&テクニカルチェック。ここでレースで使用する荷物以外を全て預ける。一旦預けたら、レースが終わるまで戻ってこないので慎重に取捨選択する必要がある。

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水のペットボトルはこんな感じで並んで受け取る。本日は3リットル(2本)の配給を受ける。


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朝食はこんな感じ、目玉焼きにパン。コンポート、チーズ、ヨーグルトも付いてくる。日本人女性選手5人でわいわい食べていると、香港のTVクルーが話しかけて来た。どうやらタレントさんらしき人を一緒に入れて撮影したいという。で、タレントさんらしき男性が私達のテーブルに入って来たので、いろいろ話しかける。ゼッケン番号は何だ?歳はいくつだ?などなど。で、何をしている人なのかと聞いてみると「俳優」だという。「香港の人にあなたの名前を言ったら誰でも分かるくらい有名?」なんて今にして思えばなんちゅう失礼な事を聞いているのだろうか、オレ?それでも嫌な顔一つもせずに「そうだと思う」と紳士的に対応してくれた。つか、香港で有名な俳優さんと聞いてテンションがいきなり上がりまくる私達はすごく単純だと思う(笑)食事風景の撮影が終わった後、一緒に記念撮影してもらった。ちなみにその俳優さんの名前はケニー・ウォン(Kenny Wong)と言うそうです。

朝食後は、13時半からのメディカル&テクニカルチェックのための準備を行う。バスの中でもらったチェックシートに必須装備があるかチェックして、食事の詳細とカロリー数を記入する。テント内の人達のリュックの重量は7〜8kgだと言う。という私は10kg近くある。これでも結構減らしたと日本にいるときは思っていたのだが、さすがにこれを聞いて焦って来た。もしかして何か不必要なものがあるのか?と再度荷物を総点検。食事は6日分、12,000kcalが最低カロリーなので、他に削るものがないと思われたので、食事をぎりぎりまで減らす事にした。スポーツ飲料、カロリーメイト、スポーツようかん、ナッツ類などを削って、最低カロリーすれすれになった。そして、何とか1kg重量を減らす事に成功。

12時半頃に昼ご飯に並んで、ちゃっちゃと済ませて、13時半からのメディカル&テクニカルチェックに臨む。まずはチェックを行うテントの入り口で荷物を預ける。ここで預けてしまった荷物はレース終了までさようなら〜。次に、計測チップを渡されて足に装着するように指示される。そして、計測マットを通過して正しくゼッケン番号が読み込まれているか画面を見てチェックする。

その後、別のテーブルに案内されて、ここでテクニカルチェックが行われる。事前に記入したチェックシートを私、記入内容がチェックされる。特に荷物を開けて取り出して、必須装備がちゃんとあるか、食料は最低カロリーをクリアしているかを確認される事はなかった。申告ベースで良かったんかいっ!そして、水のペットボトルの配給チェックカード、メディカルカード、塩タブレット、発煙筒などが支給された。

そして、メディカルチェック。事前に日本で準備した診断書と心電図を提出する。ただそれだけ、特になし。塩タブレットをちゃんと飲むようにと飲み方の指導をされたくらいか。最後にゼッケンを受け取って、手続き完了。30分もなかったくらい思ったよりあっけないチェックだった。

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[サハラマラソン2013] ワルザザードへ

今朝は5時起き。
9時のチャーター便でモロッコはワルザザードへ飛ぶ。6時にはロビーに集合という事でさっさと身支度を済ませる。ロビーには既に日本人選手がわらわらと集まって来ている。朝食はクロワッサンとオレンジジュース。期待していなかっただけに嬉しい。チャーターしたバスでオルリー空港に向かう。こんなに何度もパリに来ているのに、オルリーを使うのは初めてかも。

チャーター機のチェックインカウンターに向かうと、MDSのバックパック背負った人達やいかにもサハラマラソンに出るといういで立ちの人達が続々集結していた。フランス人選手が大半のようだ。いよいよ、サハラマラソンが始まるんだなという実感がここでじわじわと湧いて来た。

と、荷物を預けた後に一抹の不安がよぎる。
ストックと寝袋をバックパックの外に装着したままにしちゃった。東京からパリまではバックパックは大きなビニール袋に入れられたので良かったのだけど、このフライトはそのままぽーんってコンベアの上に乗っかって行っちゃったよ!これで、ストックと寝袋が途中で外れちゃった日には…特に寝袋!!自業自得とはいえ、不安材料を自分で作ってしまっちゃった…。


パリからワルザザードまでのフライトは約3時間。
パリ上空を抜けると田園風景が広がり、その後ピレネー山脈が見え、そして地中海を越えてついに初めてのアフリカ大陸の上空へ!ワルザザードが近くなると、まさにスターウォーズの世界のような殺伐とした渓谷や砂漠なんかが見えてくる。すごい、すごい景色だ!

ということで、ワルザザードに到着。
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パリとはうって変わって、真っ青な空、しかも空が広い、広いんです。ちょっと暑いかも?と思ったら、風があったので気温的にはちょうどいい感じだった。
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このフライトしか到着しておらず、しかも全員がサハラマラソン関係者なので入国審査は意外とサクサク終わっちゃうかなと思ったら、そうは問屋が下ろさなかった。機内で入国カードを配ってくれてりゃ良かったのに、なぜか入国審査のところで記入する羽目に。しかも、役人さんは丁寧に審査してくださるので、時間がかかること。待っている間に、後ろに並んでいたフランス人軍団と少し話をすろ。どうやら、TVクルーの人達みたいで一人は大きなビデオカメラを持参してた。フランス語話せるの?と少し驚かれたが、大した事しゃべってないんだよな…。

入国審査が無事に終わり、ターンテーブルに荷物を引き取りに行く。私の心配は杞憂に終わり、バックパックにちゃんと寝袋とストックが装着されていた。つか、ストックの方はもう少しで抜けそうな状態になっていた。危なかったー!が、これで一安心。

外に待っているバスに乗り込もうと税関のチェックを抜けると、フランス人のおっさんが「お元気ですかー!」なんて話しかけて握手してくるではないか。とりあえず適当に挨拶したけれども、バスに乗ってから気がついた。あれ、主催者のパトリックじゃない??わざわざ一人一人を歓迎してくれてたんだ!!!

うぉーー!!気がつくのが一歩遅かったーー!!!

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[サハラマラソン2013] 日本人選手顔合わせ&パリ市内観光

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時差ぼけの影響もなく6時頃には爽やかに起床したが、同室の人達がまだお休み中のようなので暗闇の中でiPhoneでメールやSNSチェックする。7時頃には全員お目覚めのようなのでもろもろ活動開始、9時に下で皆で待ち合わせて朝食の予定だったのだが、腹が減り過ぎて我慢できずに、8時にフライングして同室の人達と朝食へ向かう。朝食エリアでは日本人選手と思われる人達が結構いたのだが、まだ自己紹介もしていないので結局知っている人達だけで固まってしまうんだな。

10時にロビーに集合して、スケジュールのブリーフィングと日本人選手の顔合わせ。5分前にロビーについたのだが、すでに大半の人が集まっていて、しかもブリーフィングが始まっていた!といっても、事前に配布されていたスケジュール表を再確認するような感じだったが。質疑応答がひとしきり終わった後は、各自自己紹介を行う。今回、日本人選手は28名(男性23名、女性5名)なので、さすがに一度に全員の顔と名前を覚えるのは厳しい。おいおい覚えて行くことにしよう…(汗)

その後は自由時間。
ということで、杉村さんと福井さんはパリ市内を軽くジョギングするそうな。では、私は同室の女性2人と一緒にパリ市内観光に行く事にする。同室の女性達は初めてのパリ、そして私は10回目あたりから数えるのをやめた…。ホテルを出て、まずはそばのオペラ座へ、そしてマドレーヌ寺院を抜けて、コンコルド広場へ出る。コンコルド広場から凱旋門を背にして、ルーブル美術館へ。この間に、署名してとお願いしてくる女の子達と、エッフェル塔の飾り物をうるアフリカ系をかわすので精一杯な状況と化す(汗)ルーブル美術館は案の定、長蛇の列で中に入るのは諦める。つか、今日1日しかないからね。

ルーブル美術館からセーヌ川沿いを歩いてシテ島を目指す。そう、ノートルダム大聖堂。ここも観光客でいっぱい。パリは本当に世界中からの観光客で溢れてる。寒くなって来たのでここで一旦カフェに退避してカフェオレを頂く。つか、立地がいいからいいお値段してらっしゃるわ。ノートルダムの上に上りたいという人がいたので、私はここ(カフェ)で待ってます〜と言っていたのに、寒いからか、人が結構並んでいたからか、1人で上るのが嫌だったのか、結局のぼらなかった。

ここでツイッターで杉村さんたちと連携し、合流。

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[サハラマラソン2013] パリへ

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朝5時起き、窓の外に目を向けると雨がざあざあ降っている。5時半過ぎに家を出て最寄り駅まで向かうが、駅に着いた時にはバックパックやキャリーケースがびっしょり濡れてる。つか、どう見ても山登りするような格好をしている人がびしょ濡れって一体どこの山に向かってんだ?って車内の乗客は思っているだろうな…。7時過ぎの成田エクスプレスに乗り込んで、9時前には成田空港に到着する。キャリーケースとバックパックを預けるが、バックパックの外に装着していたトレッキングポールについて、輸送中に破損しても責任は問わない旨の署名をさせられてしまった…。ここで壊れてしまったら、単なる棒きれぢゃないか(涙)

あと、パリ直行便なんだから、頼むからロスバゲしないでくれよ〜!

セキュリティ、出国審査はあっさり通過したので、タリーズでコーヒーを頂きながら搭乗時間までまったりして過ごすが、機材到着が少し遅れているようだ。とは言いながらも、11時頃に優先搭乗開始する。この位の遅れだったら誤差範囲以内かなと思ったら、機内に乗り込んだとたん暴風雨のために管制塔から待機の指示が出たという。な、なんと〜。時間を確認していなかったのでどれだけ待ったかは分からないが1時間以上は機内で待っていたと思う、いつの間にか寝落ちしていて、気がついたらテイクオフする飛行機の列に並んでた。それも結構混んでた。いやはや、ということでパリ到着時間が1時間位遅れるとのこと。うひゃー、別の便でパリにやってくるランナー2名と待ち合わせしていたのに!1人は成田から10分違いのフライトでしかも私と同じ目に合っているので問題ないとして、関西から来る人が待ちぼうけくらっちゃうかも!ただでさえ、普段の旅行と違って、サハラマラソンという事で若干緊張気味なのになんか幸先が悪いスタートだな〜。ここで運の悪さを完全に使い切ったと思いたいワ。

機内は思ったより混んでいたのだが、前の席が1人で3席独り占めしようとしていたので、そこはすかさず私が席を移動してやりましたわ。ということで、真ん中の席が空いている分、少しゆったりできたのが良かった。iPhoneに動画を入れてくるのを忘れて来たので、機内エンターテイメントで映画を2本堪能。あとは、パクチーハウスの佐谷さんからお借りした本を読んだりして過ごす。

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プロフィール

rena

Author:rena
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ライフワークのフランス語学習はモチベーションに大波、小波あり。仏検2級、DELF B1に合格しているが、会話力はまだまだ中級レベル(下)の域を抜けない。

万年ダイエッター。志はいつも高いのだが、結果が伴わない(涙)

へっぽこ投資歴約10年
デイトレ、銘柄1点買いなど初心者がやっちゃいけないような投資の果てに、たどり着いたのが長期・分散投資でコツコツ。そして、ちょいとバリュー投資目指すが、まだまだ勉強中。

2010年夏、皇居ランを始め、ラン仲間と毎週土曜日に皇居の周りを1周している。目標はでっかくフルマラソン完走。2011年秋、海外のフルマラソン大会に照準!と思ったら、2011年5月になんとフルマラソン完走しちゃいました。更に、2012年4月にはウルトラマラソン(72km)、2013年〜2016年、4年連続サハラマラソン完走。次の目標は2017年サハラマラソン(上位半分以内)、UTMF、UTMB。

海外旅行大好き。
今まで旅行した国々は、フランス、イギリス、イタリア、スイス、スペイン、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグ、ロシア、フィンランド、エストニア、クロアチア、スロベニア、ボスニア・ヘルツェゴビナ、セルビア、カナダ、アメリカ、メキシコ、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国、香港、マカオ、台湾、シンガポール、マレーシア、グアム、インド、ネパール、ブータン、タイ、ベトナム、カンボジア、ミャンマー、ラオス、ブルネイ、フィリピン、インドネシア、アラブ首長国連邦、オマーン、イスラエル、カタール、モロッコ

もちろん国内旅行も大好き。
のんびりできる温泉地を巡りたい。

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崇拝する人はマドンナ姐さん。
ファン歴二十数年、語りだすと止まりません。マドンナ姐さんの話していることを理解したいがために英語を勉強したといってもいいくらい。ツアーは必ず参戦。どこにでも飛んで行きます。話を振る際はご注意ください。

ここ数年読書の楽しみにはまり、経済・金融・ビジネス本を中心に読み漁ってます。

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