おフランス風味

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ザッポス伝説

ラスベガス滞在中にたまたまツイッターで「ザッポス伝説」の書籍アプリがiTuneで期間限定で無料ダウンロードできると知り、ここぞとばかりにダウンロードする。というのも、ラスベガスの本屋さんやキオスクでちょうどこの書籍が平積みされているのを見て気になっていたのである。

で、この書籍を読むまではザッポスの本社がラスベガスにあることすら知らなかった。なんと言う偶然。が、時既に遅し、この書籍をダウンロードしたのはちょうどラスベガスを離れる日だったので(涙)で、この電子書籍はiPhone (iPod Touch)用にきちんと作り込まれている感じで、まったくページめくりなどの操作性や表示レイアウトにストレスを感じることなく、あっという間に読み終えてしまった。


顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
(2010/12/03)
トニー・シェイ

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さて、この書籍ですが、起業家精神溢れる著者のオンライン靴ショップ「ザッポス」のサクセスストーリーで、アマゾンに買収されるまでの軌跡を、著者のこれまでのキャリアも含めて描かれている。とにかくぐいぐい引き込まれていく魅力的な文章で、息つく間もなくあっという間に読み終えてしまった。

企業文化こそブランドであり、これがきちんと設定できていれば、素晴らしいカスタマーサービス、長期にわたる素晴らしいブランド構築、情熱的な社員や顧客は自然に始まると著者はいう。ザッポスの文化は10のコアバリューで、これは文化を本質的に明確にすることが必要(明文化)と社員と皆で作り上げたもの。

1.サービスを通して「ワオ!」という驚きの体験を届ける
2.変化を受け入れ、変化を推進する
3.楽しさとちょっと変なものを創造する
4.冒険好きで、創造的で、オープンマインドであれ
5.成長と学びを追求する
6.コミュニケーションにより、オープンで誠実な人間関係を築く
7.ポジティブなチームとファミリー精神を築く
8.より少ないものから多くの成果を
9.情熱と強い意志を持て
10.謙虚であれ



また、激しく同意したのは、「会社のコアコンピンテンシーを決してアウトソースするな」という著者が痛い経験から得た教訓。そして、「カスタマーサービスによるブランディング」。コスト削減のために、お客様センターを自前で持たず、業者にアウトソースするケースがよく見受けられるが、果たしてこれは長い目で見て企業にとってよいことなのだろうかと疑問を持っていただけに、自分の中でストンと落ちた。

「ポーカー経営学」と題して著者がポーカーゲームを通して学んだことに関する部分も面白かった。着くテーブルを選ぶのは自分で決められる最も重要なこと(=市場機会を評価する)。何のビジネスに身を置くかという最も大事な意思決定だと。ビジネスにおいては、既存のテーブルに着く必要はなく、自分のテーブルを定義することもできる。既に着いているテーブルを更に大きくすることもできる。テーブルを替わるという選択肢もある。

読み応え十分のこの書籍を無料で読めてほんとに幸せ♪

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